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正確には「すっかり忘れていた」が正しいのですが

2009年02月24日 18:11

 求めていたものが手に入らないとわかった時、如何なる行動を取るものだろうか。
 それでも諦めず伝手を探すだろうか。
 悲嘆に暮れて蹲ってしまうだろうか。
 今後一切手を触れぬと決別を宣告するだろうか。
 いっそ忘れてしまえばよいのだろうか。

 …そして長い旅路の末に、歓喜とともに、驚愕とともに巡り合うこともあるのだろうか。

 何が言いたいんだこの馬鹿は、と思ったでしょ?(俺も書いてて思った)
 いや、見つけたんです。 
 何の気なしに覗いた黄色い中古書店で。

銀河英雄伝説〈9〉回天篇 (徳間文庫)

 リンクはアマゾン。
 銀河英雄伝説は徳間、創元から出てて、しかも新書から文庫から愛蔵版からいろんな装丁が出ていて何がなんだか。
 俺は銀英伝に関しては初版の拘りとか装丁の拘り的なものは一切持っていない。読めればいい。なので、現在所持しているのは10年以上前に買ったノベルズのみ。手垢とタバコのヤニと度重なる引越しでボロボロになっているが、頁が落ちでもしない限りずっとこれを読み続けると思う。

 しかし、それとは別に、どうしても手に入れたかったのが銀英伝9巻の徳間文庫版。
 なぜかというと、小野不由美が解説を書いているから。
 Wikipediaの「十二国記」の註9に、小野不由美が十二国記を執筆するきっかけが銀河英雄伝説である、とする解説が銀英伝9巻徳間文庫版に掲載されている、とある。
 これがどうしても読みたかった。
 個人的に、十二国記は日本ファンタジー小説の最高峰ではないかと考えている。その世界観、キャラクター、文章力、構成力、何をおいてもそんじょそこらのファンタジーでは太刀打ちできないずば抜けた物を持っていると思う。講談社のホワイトハート文庫から出版されていたが、後に講談社文庫からも出版され、新作が出ればホワイトハート文庫と講談社文庫の2版が発行されるという、異色、そして別格の扱いを受けていることからも、この物語がいかに多くの年齢層に支持されているかということが伺える。

 そんな、いわば「神」物語がどのようにして生まれたのか。
 これはぜひ知りたい。
 知りたくてたまらない。
 そんなわけで、俺は一時期書店に行くと必ず銀英伝9巻徳間文庫版を探すようにしていた。
 しかし、見つからない。
 後に分かったことだが、この徳間文庫版は発行部数が少なく今では絶版状態のため、当時は入手するのはかなり困難だったらしい。(今ではアマゾンに普通に置いてる、ということにさっき気づいた)
 しばらく探し回ったが見つからなかったため、次第に意欲が薄れ結果的に断念したのである。

 それが、昨日たまたま黄色い中古書店に足を運んだところ、置いてあったのだ。
 しかも、別に探そうと思って探していたわけではなく、本当に何の気なしに書棚を眺めていたら、目に飛び込んできた、という感じ。
 即座に購入。
 素晴らしく幸せな笑みを浮かべながら文庫本を差し出す客を見て、店員も古本屋冥利に尽きると感激したことだろう。

 家に帰って嬉々として解説だけ読んだ。
 本文は読まずに書棚に仕舞った。(<それもどうかと)
 非常に満足。
 好きな作家の文章というものは、たとえ一文を読んだだけでも幸せになれるものだ。
 そして非常に不満。
 好きな作家の文章というものは、一定期間新しいものが読めないだけで禁断症状になれる。
 そういう意味で、田中芳樹と小野不由美の組み合わせというのは妙というか、皮肉というか。
 田中芳樹にいたってはもうシリーズ新刊出すのを諦めているとしか思えない。


 というわけで、次は十二国記の新刊を探す旅に出ようかな。(まだ出てません)


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