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ミスマルカ興国物語

2009年11月06日 13:36

 というわけで、ミスマルカ興国物語読んだ。

 世界のパワーバランスを一気にひっくり返す力を持つ聖魔杯。
 その封印を解くカギを握る小国の王子。
 折しも世界は動乱の最中。
 南の帝国、北の共和国、そしてその間に挟まれた中原小国家群。
 今にも戦争が勃発せんとする緊張状態の中、平和を取り戻すために王子が立ち上がる。
 王子は聖魔の力を持ってして世界に平和をもたらすという。
 しかし、それは大陸に覇を唱えるに非ず。
 聖魔の力を抑制とし、国々を話し合いのテーブルに着かせんとする。
 その志は、戦乱の世にあって王たちの嘲弄を持って迎えられる。
 果たして、王子の大志は「甘き幻想」なのか、それとも「理念の武器」となるのか。
 封印を解くカギをめぐり、王子の旅が今始まる。


 なんて書くとメチャ壮大な大河ロマンっぽいけど、実際は全然そんなことなく。
 かる~いノリの王子様がかる~く世界救っちゃうぜ!みたいなそういう文体。
 世界観の設定が「古代文明の遺産」形式だからなのかなんなのか、登場人物たちも結構簡単に現代語を使っちゃう。おかげで全体的に冗談抜きに軽い。なんかちょっと間違ったB級映画の翻訳に使われる日本語くらい軽い。
 いいのかこれで、と思わないでもないが、登場人物のテンションがみんな振り切れてるのでまあいいんだろう。あんまり気にしないようにすれば気にならない程度。

 で、そんな軽い文体でもやってることは結構エグイ。
 ラストの章で大抵その物語の全体像が明かされる一種のミステリ構成。テーマがたぶん「ペンは剣よりも強し」で、いかに自国の利益を優先しながら武力回避するか、という物語なので、その話の主要キャラクタがみんな腹黒い。
 最後の最後で政治的な思惑だとか陰謀だとかが明らかになるもんだから毎回気が抜けない。
 そのくせ文体が軽いってんだからほんとに質が悪い。
 そう、たぶんこの物語、質が悪いんだ。

 今のところ5巻まで出てて、戦争するかしないかの瀬戸際で色んな人たちが暗躍している最中。
 誰が買って誰が負けるか、今のところまったく分からない。
 文体が軽くて内容は重いっていう、何気のラノベの王道を突っ走っている気もする。
 とりあえず、もう少し追いかけてみようと思う。


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